アラフォーワーキングマザー日記

30代半ばまでひたすら働きまくり、アラフォー高齢出産で母になりました。仕事もプライベートも欲張る方法を模索しています。

ねんきん定期便から将来を考える

今年もねんきん定期便が来ました。



そして桁を数えて、うーんと唸り声が漏れます。


国民年金+厚生年金…前者は20歳から、後者は社会人になってから、ずーっと納めているのですが、現時点での受給予定金額は年100万と少しばかり。



まあ、まだ猶予はあり、
国民年金は60歳になるまで、
厚生年金は働き続けていれば70歳になるまで※支払う事になります。


※70歳以上でも「高齢任意加入被保険者」で加入不足を補えるパターンあり。
これは老齢基礎年金の受給資格(国民年金保険料の支払期間+免除期間が10年以上)があることに加えて、厚生年金の被保険者期間が1カ月以上あることが条件。
ただ事業主負担が基本的にはないので、18.3%丸々納める必要あり。2割近い…。


現在のところは
国民年金が満額納付で65,075円/月、厚生年金は納めた金額が人によるから正確には分かりませんが、平均約147,000円/月らしいです。


しめて212,000円…そこそこ貰えるなと思いきや、そこから所得税や住民税、国民健康保険料と介護保険料の控除がある訳です。
(手取り試算は意味がないのでしないけれど、凡そ10数万円でしょう。)



我々世代は受給年齢が65歳なのかも微妙なところですが、同じ額が支給される保証はないし、更には物価が変わっている可能性が高いです。


だからよしんば同じ10数万円を支給されたとしても、同じ量の買い物が出来るとは限らない訳で。


うーん。


……改めて老後資金をきちんと貯めないとなあと思いました。



我が家は投資自体が余り出来ない上、iDeCoとかNISAなどの救済措置も制限があり手続きがとても面倒なのです。
(悪い事をした訳ではなく、インサイダー的な問題。)


なので、我が家の場合は資産形成する為には兎に角長く働く必要があります。
(昭和の価値観を引きずる夫は60歳でリタイヤしたいそうですが、私自身は少なくとも70歳までは働くつもりで今からキャリアプランを考えています。)



2022年度から高校の家庭科で「資産形成」が取り扱われるようになるにあたり、結構現実はシビアなのではないかと感じます。
(お国の施策は背景などに鑑みると、実はスルーしてはヤバいものが結構多い気がします。)


金融庁も高校生向けに講座を開いているのだとか。

https://www.j-cast.com/2022/03/25433927.html?p=all



自分の子どもには、金融教育を早めにしておかなければと改めて思います。
……高校からなどとは言わず。



子育てをしていてよく思うのですが
この歳になると、どうしても自分の育った時の状況を参考にしがちなので、
時代の変化をきちんと押さえておかないと時代錯誤な対応をしがちです。



私の頃はお年玉を貰ったら親経由でゆうちょなどの定期へ即イン。
(人によっては「親に預かってもらう=横領される」だそうでしたが、我が家は幸い?そういう事は無かったです。)


それが大人になる頃には自動車免許の講習費用を賄える位に化ける時代でした。


実際にバブル期の1991年…この時期が絶頂だと思われますが、普通貯金金利が3.22%、1年物定期預金金利が5.78%だったとか。


※今や夢の国の話!?今だとこの数値は米株のETFを長期で積立てていかないと……でも投資は手数料や課税(運用期間終了(償還)や売却益の20.315%)があるので預貯金とは毛色が異なりますが。


だから頭では分かってはいても「貯金していれば大丈夫」の価値観が未だにこびり付いています。


ペイオフ(金融機関が破綻したら1,000万までは保障)のリスクも考えなったので、分散預金も選択肢として特に無かったし。



ところが今や物価は上がり、金利は下がり、お給料だって年功序列的な昇給は保証されません。
そして年金も先の通り。


もう価値観を昭和の頃から根本的にアップデートしないと自分の老後もヤバいし、
子どもにインプットする際はもっとヤバい。



かといって赤貧洗うが如し的な生活ばかりしても詰まらないのです。
(特に食べ物。食べたいものを我慢するのはとてもストレス!)


毎年海外のヴィラでバカンス!みたいな贅沢な老後を望んでいる訳でもないし、
将来を楽観視できる訳ではないのだが、
色々なバランスを取りながら、楽しく生活していく術を考えていこうと思います。



取り敢えずキャッシュレスの現代、子どもにお小遣い管理をどのように教えるか…。


そしてお金の遣い方や増やし方の手っ取り早い方法として、お手伝いを仕事とみなしてお小遣いを基本給と歩合、業績(=親の所得や家計)連動の賞与とみなして教えようとは思っています。


数字や四則計算の基礎が出来る頃には始めたいところです。
(流石に税控除や社会保障関連の控除はしませんが。子ども相手にそこまでやったら世知辛い。)

保活ポイントを振り返る。

3月になり少し暖かくなったかと思いきや、三寒四温なのか四寒三温なのか分からない日々が続いています。



4月は新年度。


子どもも2歳児クラスに上がると同時に、保育園も認証から認可へ転園します。
(系列ではなく全く違う園。)


慣らし保育を1週間に押し切ったので、少々心配ではありますが、ここまで来たらなるようになれ。




激戦区&コロナ禍での保活が大変だったことは以前書きましたが、今回は別の視点で保活について備忘を残しておきたいと思います。


★★★


私が保活を始めたのは子どもが2ヵ月になった頃でした。


激戦区だと産前に見学を始めるママさんもいるそうです。


当時我が家は産後に引っ越しを予定しており、その引越し先が電車で1時間位離れていました。


産休入りするまでは暇がなく、また妊娠8ヶ月頃にはお腹が苦しくて長時間の移動が億劫だったので、産前は諦めていました。
(保育園の見学は平日のみ。夫の車出しも期待できませんでした。)



それでも激戦区だったのは分かっていたので、子どもをベビーカーに乗せて気を遣いながら電車に乗って見学へ出かけたものです。



コロナ禍前でどの保育園も同じような時間帯に見学を設けており、まだ土地勘もなく、更に乳児を長時間外出させるのはリスクなので、1日あたり1件のアプローチでした。


それでも5-6箇所は行ったと思います。


現地まではベビーカー、中に入る際には抱っこ紐に切り替えます。


授乳時間を逆算しながら参加したので、子どもは大人しいものでした。



でも当初は保育園の何を見たら良いのか分からず、他のママさん達の質問をフムフムと聴きながらポイントを絞っていきました。



結構意識の高いママさんも多く、
「おやつに牛乳以外は飲ませないのですか」
とか
「給食に使う野菜の放射能検査はしていますか」
とか
「献立1年分のコピーを貰えますか」
とか
「0歳クラスから英語やリトミックはどんなことをやりますか」
とか……凄い質問をしている人もチラホラいました。
(因みに認可保育園。認可外のインターナショナルスクールなどではない。)


そうか、そんなことまで親は気にしないといけないのか、と初心者マークの私は当時感心していましたが、今思えばちょっと違う気も…。



その後保活で敗走を続けた私は認証認可外含め30箇所以上を見学して、保活については随分詳しくなりました。
(居住区限定だけど)


★★★


今回は今思う見るポイントを列挙します;
※順不同


(1)通園ルート
家から園、そこから駅までの最短ルートを確認します。


私は実際に何度か歩いて時間を計測しました。


普段は良いのですが、荒天の時を意識します。



また、自転車を預かってくれる園は少ないので、自転車を使う場合は駐輪場の場所や空き状況も確認が必要です。



それと実際の通園時間の様子も確認します。


朝は車通りが多かったり、小学生の通学路で通りにくくなったりする事があるからです。



(2)ベビーカー置き場
ベビーカーユーザーはまず到着したらこれです。
(我が家も今だにベビーカー登園です。)


指定の置き場はあるのか?
荒天を考慮した屋根や壁はあるのか?


園によってはスペースがなくて吹き曝し、下手すれば盗まれても文句が言えなそうな場所に置く羽目になります。 


極稀に置き場がそもそもない園もあります。



(3)トイレ
子ども用トイレとおむつスペースなど。


狭間の時期を保育園で過ごすため、併設されていますが、その衛生具合は見ておいた方が良いです。
(公立の認可園や雑居ビルに入る認可外のトイレで汚かった箇所あり。)



(4)子どもの持ち物
必要なもののラインナップや手作りをどの程度強制されるか、は事前準備にも関わるので確認mustです。


というのは、同じ認可園でも(親の)手作り要請具合に違いがあった為です。


認証や認可外はエプロンを先方で用意してくれありサブスクでオムツやタオルを頼めるなど親の負担を最小限にしてくれる園もあれば、
保育方針で殊更に手芸などを求める園もありました。


…私自身はお裁縫スキルがそれこそ2歳児レベルなので、なるべく避けたい派です。
(どうしても、なら買うか実家にヘルプ。)



(5)お弁当の頻度
働く親からすると重大な問題です。


今はコロナで遠足などは中止で頻度は少ないのですが、某園では家庭の食育を見直すだとかで月1のお弁当デーがありました。


後は認可外のインターナショナルで、仕出し弁当(サラリーマンの野菜なし揚げ物だらけ弁当みたいな。しかも1食1,000円弱)はあるものの、原則毎日お弁当とおやつを持参する園もありました。


因みに給食の献立は公立は一定、私立認可や認証は効率の基準を参考にしていたり、独自の食育をしてくれたりします。
(日本の郷土料理や世界の伝統料理などの日があったり。ひなちらしのように季節のイベントに合わせたものもあります。)


栄養士さんの人数でゆとりも変わるようです。



(6)先生の様子
公立園や複数運営の園だと先生が異動するパターンもある為、全体の傾向を掴むという意味です。


子ども同士が喧嘩をした時の仲裁、遊ぶ時の話し方、集団で移動する際に動かない子への接し方、泣いている子への声がけ etc 


見学時に見られる部分は少ないのですが、子どもとの接し方で園の雰囲気が分かることも多いです。


「見守りを謳っているのに強制し過ぎてないか?」とか、逆に「こんな声がけをすると子どもは安心するのか」とか良くも悪くも色々気付けます。



それと先生同士のコミュニケーションの様子もさり気なく観察します。


気軽な関係か、体育会系か、ビジネスライクか、ギスギスか…子どもに関する報連相にも関わるので大切です。



(7)他学年との接し方
園によっては年代を混ぜて社会性を築く、という仕組みもあります。


それ自体はオッケーですが、その様子はよくよく見たり質問したり確認した方が良いです。


子どものキャラクターもさまざまなので、先生がうまく捌いているかは大切です。



(8)園トップの人柄。
園長先生が"サラリーマン"ならともかく、個人経営だと固定です。


実際、近所に個人経営の認証園があり園長先生のキャラが強烈でした。


真夏の炎天下のお昼時(12時頃)に散歩させていて、子どもも先生も目が死んだ魚の目みたいな中、一人先頭で元気良く歩いているのを偶然目撃して……どの園に落ちてもここには絶対に入れまいと誓いました。
(これがホントのデスマーチ…)



(9)IT化の進み具合
これも園によります。


連絡帳やお知らせが紙かWebか。


連絡方法(特に緊急時)にメールが活用されるか。


最近は園での様子を先生がスマホで撮影して専用サイトにアップしてくれるなどもあります。


全てがアナログだと地味に面倒です…。




キリ良く10点としたいところですが、こんな感じです。



見学以外の番外編として志望度の高い園は以下も見ておくと良いかも知れません。



(10)保育園の指導検査報告書


市区町村のホームページにて公開されています。


避難経路を始めとする安全衛生や保育状況や体制の指導と改善進捗についても情報あり。


区によっては保護者向けのアセスメントアンケート結果を公表しているケースもあります。



(11)保育園の財務状況


法人運営の場合はホームページ等に記載あり。


キリがないけれど例えば
何期も赤字だと設備投資が気になるし人件費が少ないとブラック!?保育士のモチベーションは!?と色々気になります。



(12)保育士エージェントの口コミ


登録しないと見られないものもありますが、本音が見られます。
(特にネガティブポイント。) 



(13)公園への張り込み
公園で遊ぶ様子を見てみると、統制を求める園と自由に遊ばせる園があり、何となく傾向が見えます。
(複数園がいると判別しにくいのですが。)



★★★


私は普段とてもズボラでボーッとしています。


でも子どものことになると未知の世界だからか、細部まで調べたり検討したりします。
(それでいて大体傾向が見えたら「もういいや」となります。)



夫は元々がとても細かいタイプなので、園を決めるのがとても大変でした。


余りに決められないので
私が調べた上記の情報をExcelで表にしてプレゼンをした際も
「これだけの情報で判断しろ、とか無理」
と言ったものです。
(A3で数ページにも渡る資料だったのにな。)


何処かの決められないダメな管理職みたいですね。



余りにネガティブなので、しまいには「それなら後は自分でやって。期限に間に合わなくて決まらなかったら、私は復帰するからアナタが自宅保育して」と言い放っておきました。


その後どうにか決まりました。
流石に自分でやるのは嫌だったようです。



まあ、最後は脱線しましたが私の若干細かい保活ポイントはこのような感じでした。

これから先(50代)のキャリアについて思いを馳せる。

キャリアコンサルタント資格更新期限が迫って焦って受講しています。


資格は5年更新なのですが、出産育児でコロッと忘れていました。
(そして今バタつく)



何か、この資格はシニアに人気らしいです。
(セカンドキャリアのテーマにピッタリなお手軽且つ国家資格だからだそうです。)


2002年に厚労省が「5年間で5万人を養成」すべく、民間資格として用意し幾つかの呼称を以て成立しました。


私がこの資格を取得したのは干支1周分位昔で、当時はCDA、GCDF、CCなど団体により幾つかの呼称がありました。


その後2016年から国家資格になり、此等民間資格を持つ人は手続きすると国家資格へアップデートされる事となりました。



難易度はネットで色々言われているけれど、どうなのでしょう??


今は分かりませんが、私が取得した頃の感覚は「結構広範囲を理解する必要があり、油断は全くできない」感じでした。
(肌感覚で一発合格は3割位でしょうか。)



そんな感じの資格なので
運転免許と同じで、流石に資格喪失してまた取り直すのは面倒臭いのです。



さて更新講習ですが、計画的に受ければ何のその…の筈だけど、集中的に受けるにはなかなか手強いものです。


何せ、知識講習8時間以上と技能講習30時間以上の受講が必要です。


技能講習は終日の集合研修を5-6つは受ける感じでしょうか。


★★★


前置きが長かったけれど、先日この技能講習を受けてきました。


忘れない内に感想を含め振り返っておこうと思います。
(講義内容そのものではなく、私が感じたこととして。)



今回のテーマは冒頭にある通り、円熟期/成熟期のキャリアについて…でした。


事例を読んで討論する、の繰り返しでした。


テーマ的に他の参加者は全て歳上、これに関わる色々な職業の人(民間企業だけでない)がいて、休憩時間に色々聴くのも楽しかったです。



さて、心理社会的発達理論で有名な心理学者のエリクソンは大体「概ね65歳以上」と定義していました。


当時(彼は20世紀前半生まれ)と今は少し意味合いが異なるかも知れませんが、まあ大きくは違わないのでしょう。



日本だと気になるのは「高年齢者等の雇用の安定等に関する法律」です。


最新だと2021年4月に施行された、いわゆる「改正高年齢者雇用安定法」です。


ポイントは、企業に65歳までの雇用確保が義務になり、65歳から70歳までの就業機会確保が努力義務としたことです。


巷で「70歳定年」と言われているのはコレです。



因みに昭和初期、定年は55歳とされ1970-1980年代に徐々に圧がかかり、1998年には定年60歳に完全移行、その後2006年に定年65歳となりました。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%9A%E5%B9%B4



背景には少子高齢化による年金問題があります。
(よく「年金が貰えなくなる」と言われますが、これはゼロになるのではなく、今の世代と同じ額を貰えない…という意味です。)


今は義務ではなく、努力義務ですが、私が該当する頃には義務になってそうです。



講習での円熟期は引退に向けて…とやや枯れ始めた50代からの話をしていました。


50代で円熟期って、、そこから20年も続くなんて溜まったものでは無い!と初めは思いましたが、後に捉え方次第かなと考え始めました。


事例は幾つがありましたがサラリーマン男性の哀愁(リストラや片道切符の出向転籍)が描かれており、
ザ昭和なエリートサラリーマン(大手商社や金融機関勤務だからそう思った)がプライドと過酷な現実のギャップに荒れるのを如何にキャリコンして自尊心を取り戻してキャリア支援するのか……みたいな内容でした。


この事例が取り扱われるのも、あと10年(下手したら5年位)ではないかな、と思いました。


それにこの手の人たちを相手にするのは今の私(アラフォーで女性)には難易度が高そうです。
個人的には嫌でもないけれど。



これから円熟期を迎える人たちの属性は確実に変わるでしょう。


共働き世代の男女、まだ子どもに教育費のかかる人たち、自ら親の介護をしている男女 etc


何も専業主婦の妻と独立した子どもを持つ男性だけがターゲットではなくなるのです。


そして自分もその世代に入っていく訳です。



なので、
「自分は何歳までサラリーマンを続けよう」


「自分の商品ラインナップ(できること)は40代の内にもっと揃えておこう」


「資産形成も50代前半までにある程度目処をつけておこう」


……などと後半は事例検討はそこそこに自分の将来ばかり考えていました。


何だそれ、キャリアコンサルタントは支援をする人ではないのか?という感じですが。



キャリアに関しては今やっている仕事でも関わってくるので、自分の事を考えつつ仕事にも活かしたいと思います。