アラフォーワーキングマザー日記

30代半ばまでひたすら働きまくり、アラフォー高齢出産で母になりました。仕事もプライベートも欲張る方法を模索しています。

これから先(50代)のキャリアについて思いを馳せる。

キャリアコンサルタント資格更新期限が迫って焦って受講しています。


資格は5年更新なのですが、出産育児でコロッと忘れていました。
(そして今バタつく)



何か、この資格はシニアに人気らしいです。
(セカンドキャリアのテーマにピッタリなお手軽且つ国家資格だからだそうです。)


2002年に厚労省が「5年間で5万人を養成」すべく、民間資格として用意し幾つかの呼称を以て成立しました。


私がこの資格を取得したのは干支1周分位昔で、当時はCDA、GCDF、CCなど団体により幾つかの呼称がありました。


その後2016年から国家資格になり、此等民間資格を持つ人は手続きすると国家資格へアップデートされる事となりました。



難易度はネットで色々言われているけれど、どうなのでしょう??


今は分かりませんが、私が取得した頃の感覚は「結構広範囲を理解する必要があり、油断は全くできない」感じでした。
(肌感覚で一発合格は3割位でしょうか。)



そんな感じの資格なので
運転免許と同じで、流石に資格喪失してまた取り直すのは面倒臭いのです。



さて更新講習ですが、計画的に受ければ何のその…の筈だけど、集中的に受けるにはなかなか手強いものです。


何せ、知識講習8時間以上と技能講習30時間以上の受講が必要です。


技能講習は終日の集合研修を5-6つは受ける感じでしょうか。


★★★


前置きが長かったけれど、先日この技能講習を受けてきました。


忘れない内に感想を含め振り返っておこうと思います。
(講義内容そのものではなく、私が感じたこととして。)



今回のテーマは冒頭にある通り、円熟期/成熟期のキャリアについて…でした。


事例を読んで討論する、の繰り返しでした。


テーマ的に他の参加者は全て歳上、これに関わる色々な職業の人(民間企業だけでない)がいて、休憩時間に色々聴くのも楽しかったです。



さて、心理社会的発達理論で有名な心理学者のエリクソンは大体「概ね65歳以上」と定義していました。


当時(彼は20世紀前半生まれ)と今は少し意味合いが異なるかも知れませんが、まあ大きくは違わないのでしょう。



日本だと気になるのは「高年齢者等の雇用の安定等に関する法律」です。


最新だと2021年4月に施行された、いわゆる「改正高年齢者雇用安定法」です。


ポイントは、企業に65歳までの雇用確保が義務になり、65歳から70歳までの就業機会確保が努力義務としたことです。


巷で「70歳定年」と言われているのはコレです。



因みに昭和初期、定年は55歳とされ1970-1980年代に徐々に圧がかかり、1998年には定年60歳に完全移行、その後2006年に定年65歳となりました。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%9A%E5%B9%B4



背景には少子高齢化による年金問題があります。
(よく「年金が貰えなくなる」と言われますが、これはゼロになるのではなく、今の世代と同じ額を貰えない…という意味です。)


今は義務ではなく、努力義務ですが、私が該当する頃には義務になってそうです。



講習での円熟期は引退に向けて…とやや枯れ始めた50代からの話をしていました。


50代で円熟期って、、そこから20年も続くなんて溜まったものでは無い!と初めは思いましたが、後に捉え方次第かなと考え始めました。


事例は幾つがありましたがサラリーマン男性の哀愁(リストラや片道切符の出向転籍)が描かれており、
ザ昭和なエリートサラリーマン(大手商社や金融機関勤務だからそう思った)がプライドと過酷な現実のギャップに荒れるのを如何にキャリコンして自尊心を取り戻してキャリア支援するのか……みたいな内容でした。


この事例が取り扱われるのも、あと10年(下手したら5年位)ではないかな、と思いました。


それにこの手の人たちを相手にするのは今の私(アラフォーで女性)には難易度が高そうです。
個人的には嫌でもないけれど。



これから円熟期を迎える人たちの属性は確実に変わるでしょう。


共働き世代の男女、まだ子どもに教育費のかかる人たち、自ら親の介護をしている男女 etc


何も専業主婦の妻と独立した子どもを持つ男性だけがターゲットではなくなるのです。


そして自分もその世代に入っていく訳です。



なので、
「自分は何歳までサラリーマンを続けよう」


「自分の商品ラインナップ(できること)は40代の内にもっと揃えておこう」


「資産形成も50代前半までにある程度目処をつけておこう」


……などと後半は事例検討はそこそこに自分の将来ばかり考えていました。


何だそれ、キャリアコンサルタントは支援をする人ではないのか?という感じですが。



キャリアに関しては今やっている仕事でも関わってくるので、自分の事を考えつつ仕事にも活かしたいと思います。