アラフォーワーキングマザー日記

30代半ばまでひたすら働きまくり、アラフォー高齢出産で母になりました。仕事もプライベートも欲張る方法を模索しています。

保活ポイントを振り返る。

3月になり少し暖かくなったかと思いきや、三寒四温なのか四寒三温なのか分からない日々が続いています。



4月は新年度。


子どもも2歳児クラスに上がると同時に、保育園も認証から認可へ転園します。
(系列ではなく全く違う園。)


慣らし保育を1週間に押し切ったので、少々心配ではありますが、ここまで来たらなるようになれ。




激戦区&コロナ禍での保活が大変だったことは以前書きましたが、今回は別の視点で保活について備忘を残しておきたいと思います。


★★★


私が保活を始めたのは子どもが2ヵ月になった頃でした。


激戦区だと産前に見学を始めるママさんもいるそうです。


当時我が家は産後に引っ越しを予定しており、その引越し先が電車で1時間位離れていました。


産休入りするまでは暇がなく、また妊娠8ヶ月頃にはお腹が苦しくて長時間の移動が億劫だったので、産前は諦めていました。
(保育園の見学は平日のみ。夫の車出しも期待できませんでした。)



それでも激戦区だったのは分かっていたので、子どもをベビーカーに乗せて気を遣いながら電車に乗って見学へ出かけたものです。



コロナ禍前でどの保育園も同じような時間帯に見学を設けており、まだ土地勘もなく、更に乳児を長時間外出させるのはリスクなので、1日あたり1件のアプローチでした。


それでも5-6箇所は行ったと思います。


現地まではベビーカー、中に入る際には抱っこ紐に切り替えます。


授乳時間を逆算しながら参加したので、子どもは大人しいものでした。



でも当初は保育園の何を見たら良いのか分からず、他のママさん達の質問をフムフムと聴きながらポイントを絞っていきました。



結構意識の高いママさんも多く、
「おやつに牛乳以外は飲ませないのですか」
とか
「給食に使う野菜の放射能検査はしていますか」
とか
「献立1年分のコピーを貰えますか」
とか
「0歳クラスから英語やリトミックはどんなことをやりますか」
とか……凄い質問をしている人もチラホラいました。
(因みに認可保育園。認可外のインターナショナルスクールなどではない。)


そうか、そんなことまで親は気にしないといけないのか、と初心者マークの私は当時感心していましたが、今思えばちょっと違う気も…。



その後保活で敗走を続けた私は認証認可外含め30箇所以上を見学して、保活については随分詳しくなりました。
(居住区限定だけど)


★★★


今回は今思う見るポイントを列挙します;
※順不同


(1)通園ルート
家から園、そこから駅までの最短ルートを確認します。


私は実際に何度か歩いて時間を計測しました。


普段は良いのですが、荒天の時を意識します。



また、自転車を預かってくれる園は少ないので、自転車を使う場合は駐輪場の場所や空き状況も確認が必要です。



それと実際の通園時間の様子も確認します。


朝は車通りが多かったり、小学生の通学路で通りにくくなったりする事があるからです。



(2)ベビーカー置き場
ベビーカーユーザーはまず到着したらこれです。
(我が家も今だにベビーカー登園です。)


指定の置き場はあるのか?
荒天を考慮した屋根や壁はあるのか?


園によってはスペースがなくて吹き曝し、下手すれば盗まれても文句が言えなそうな場所に置く羽目になります。 


極稀に置き場がそもそもない園もあります。



(3)トイレ
子ども用トイレとおむつスペースなど。


狭間の時期を保育園で過ごすため、併設されていますが、その衛生具合は見ておいた方が良いです。
(公立の認可園や雑居ビルに入る認可外のトイレで汚かった箇所あり。)



(4)子どもの持ち物
必要なもののラインナップや手作りをどの程度強制されるか、は事前準備にも関わるので確認mustです。


というのは、同じ認可園でも(親の)手作り要請具合に違いがあった為です。


認証や認可外はエプロンを先方で用意してくれありサブスクでオムツやタオルを頼めるなど親の負担を最小限にしてくれる園もあれば、
保育方針で殊更に手芸などを求める園もありました。


…私自身はお裁縫スキルがそれこそ2歳児レベルなので、なるべく避けたい派です。
(どうしても、なら買うか実家にヘルプ。)



(5)お弁当の頻度
働く親からすると重大な問題です。


今はコロナで遠足などは中止で頻度は少ないのですが、某園では家庭の食育を見直すだとかで月1のお弁当デーがありました。


後は認可外のインターナショナルで、仕出し弁当(サラリーマンの野菜なし揚げ物だらけ弁当みたいな。しかも1食1,000円弱)はあるものの、原則毎日お弁当とおやつを持参する園もありました。


因みに給食の献立は公立は一定、私立認可や認証は効率の基準を参考にしていたり、独自の食育をしてくれたりします。
(日本の郷土料理や世界の伝統料理などの日があったり。ひなちらしのように季節のイベントに合わせたものもあります。)


栄養士さんの人数でゆとりも変わるようです。



(6)先生の様子
公立園や複数運営の園だと先生が異動するパターンもある為、全体の傾向を掴むという意味です。


子ども同士が喧嘩をした時の仲裁、遊ぶ時の話し方、集団で移動する際に動かない子への接し方、泣いている子への声がけ etc 


見学時に見られる部分は少ないのですが、子どもとの接し方で園の雰囲気が分かることも多いです。


「見守りを謳っているのに強制し過ぎてないか?」とか、逆に「こんな声がけをすると子どもは安心するのか」とか良くも悪くも色々気付けます。



それと先生同士のコミュニケーションの様子もさり気なく観察します。


気軽な関係か、体育会系か、ビジネスライクか、ギスギスか…子どもに関する報連相にも関わるので大切です。



(7)他学年との接し方
園によっては年代を混ぜて社会性を築く、という仕組みもあります。


それ自体はオッケーですが、その様子はよくよく見たり質問したり確認した方が良いです。


子どものキャラクターもさまざまなので、先生がうまく捌いているかは大切です。



(8)園トップの人柄。
園長先生が"サラリーマン"ならともかく、個人経営だと固定です。


実際、近所に個人経営の認証園があり園長先生のキャラが強烈でした。


真夏の炎天下のお昼時(12時頃)に散歩させていて、子どもも先生も目が死んだ魚の目みたいな中、一人先頭で元気良く歩いているのを偶然目撃して……どの園に落ちてもここには絶対に入れまいと誓いました。
(これがホントのデスマーチ…)



(9)IT化の進み具合
これも園によります。


連絡帳やお知らせが紙かWebか。


連絡方法(特に緊急時)にメールが活用されるか。


最近は園での様子を先生がスマホで撮影して専用サイトにアップしてくれるなどもあります。


全てがアナログだと地味に面倒です…。




キリ良く10点としたいところですが、こんな感じです。



見学以外の番外編として志望度の高い園は以下も見ておくと良いかも知れません。



(10)保育園の指導検査報告書


市区町村のホームページにて公開されています。


避難経路を始めとする安全衛生や保育状況や体制の指導と改善進捗についても情報あり。


区によっては保護者向けのアセスメントアンケート結果を公表しているケースもあります。



(11)保育園の財務状況


法人運営の場合はホームページ等に記載あり。


キリがないけれど例えば
何期も赤字だと設備投資が気になるし人件費が少ないとブラック!?保育士のモチベーションは!?と色々気になります。



(12)保育士エージェントの口コミ


登録しないと見られないものもありますが、本音が見られます。
(特にネガティブポイント。) 



(13)公園への張り込み
公園で遊ぶ様子を見てみると、統制を求める園と自由に遊ばせる園があり、何となく傾向が見えます。
(複数園がいると判別しにくいのですが。)



★★★


私は普段とてもズボラでボーッとしています。


でも子どものことになると未知の世界だからか、細部まで調べたり検討したりします。
(それでいて大体傾向が見えたら「もういいや」となります。)



夫は元々がとても細かいタイプなので、園を決めるのがとても大変でした。


余りに決められないので
私が調べた上記の情報をExcelで表にしてプレゼンをした際も
「これだけの情報で判断しろ、とか無理」
と言ったものです。
(A3で数ページにも渡る資料だったのにな。)


何処かの決められないダメな管理職みたいですね。



余りにネガティブなので、しまいには「それなら後は自分でやって。期限に間に合わなくて決まらなかったら、私は復帰するからアナタが自宅保育して」と言い放っておきました。


その後どうにか決まりました。
流石に自分でやるのは嫌だったようです。



まあ、最後は脱線しましたが私の若干細かい保活ポイントはこのような感じでした。